エンジニアが生成AIを活用する場合の魅力として挙げられるのが、プログラミングのコードを記述する手間を減らせる点です。もちろん、プログラミングを全て生成AIに任せるわけにはいきませんが、簡単な記述であれば生成AIに任せることも十分可能です。そのため、比較的簡単な部分を生成AIに任せ、自らは生成AIで対応するのが困難な部分に取り組むという風に役割分担すれば、効率よく仕事を進められます。
生成AIは過去のデータを元に新しいものを生成しますが、プログラミングは過去のデータを活かしやすい分野のため、今後生成AIはIT業界の仕事に欠かせない存在となっていくでしょう。もっとも、生成AIが今後さらなる成長を遂げると、エンジニアの仕事が減ってしまう恐れはあります。
エンジニアの仕事全てが生成AIに取って代わられることはまずあり得ませんが、生成AIでは対応できない分野の実力が重要視されるようになる可能性は高いので、しっかり自己投資を続けたいところです。
Web開発などの画像を用意する必要がある現場でも、生成AIは大活躍してくれるでしょう。現在は担当者が1から画像を作成したり、用意された素材に手を加えたりして画像を用意するやり方が一般的ですが、生成AIを活用すれば画像を短時間で用意することも十分可能です。
もっとも、画像生成のために生成AIを活用するのであれば、著作権への配慮は欠かせません。生成AIを使用することで著作権を侵害してしまう可能性は決して低くはないので、その辺りをしっかり把握した上で使用する必要があります。
こうした生成AIを駆使した仕事に欠かせない存在が、プロンプトエンジニアです。スムーズに作業を行うためのAIへの指示役として、いま話題のプロンプトを作成する仕事に注目が集まっています。